タイフルーツブログ
2007.12.03
マンゴー出荷作業レポ②
今朝6時にバンコクの工場に搬入されたマンゴーは1割強をここで落とすための選果を実施、残りを蒸熱処理の機械へ入れます。この蒸熱処理、日本への病害虫の侵入を防ぐためのものでマンゴーを約4時間以上45℃近い蒸気で熱し、果実に付着している可能性のあるミバエ等の卵を殺します。
1時間近く乾かした後、さらに5%近くを選果で落とします。この時点でマンゴーは形・サイズの良い、外皮の美しいものしか残っていないはずですが、これが生鮮果実の難しさで常に追熟して成長し続けているため、ここから熟度がさらに増すに従って悪くなるものも出てきます。したがって日本到着後の最終検品が重要になります。
明日は検査後、工場を搬出、スワナプム空港のカーゴターミナルへの搬入です。今から約1日、工場に留め置かれたマンゴーたちは計算通りならば、明日には黄色い果実に変わっているはずなのですが。