タイフルーツブログ
2013年10月
2013.10.22
激闘!北京マラソン
タイの洪水の状況を見ながら、迷いに迷って最終的に出場を決めた北京マラソン。
何ヶ月も前から登録して準備していたとはいえ、ここにきてのマンゴー産地附近の洪水と、肝心の北京の大気汚染指数の上昇は充分出場を迷わせるだけの要素だったのです。
前日10/19に北京到着後、スタート地点・天安門広場にほど近いペニンシュラにチェックイン、当日早朝の大気状態「良」を確認して天安門へ向かいました。昨年の大会で紛失などのトラブルが多かったという荷物預けを避けるために、ユニ姿そのまま・荷物なしで出れる、なるべく近いホテルにしたのです。
8時のスタートに余裕をもって6時45分に出たものの道路封鎖の関係で徒歩ではスタート地点に向かえず、地下鉄に乗り込み3駅ほど先の前門駅に向かいます。ところがこれが日曜朝から出場者でぎゅうぎゅう詰め。到着した前門駅でも既に行列状態になっており、地下道で人の流れに身をまかせているものの刻々と迫るスタート時刻に間に合うのかだんだん不安になってきました。
地上に出ても行列で7時半も過ぎて周囲の中国人出場者たちが、「もう荷物預け無理だな。このままバッグ背負って走ろう。」なんてつぶやきだし、あちらこちらから中国人の不満の怒声や奇声が上がり始まった頃、ようやく前方に「半程」というハーフマラソンのスタート地点が。一斉スタートのこの大会ではフルマラソンのスタート地点は一番前なのではるか遠くなのです。
とにかく人民をかきわけたり押し戻されたりして「ダメだ、スタート地点にたどりつかない」、なんてやってるうちに、号砲!なし崩し的にスタートなのです。と言ってもそこからスタートラインまで5分以上もかかりましたが。
さて、走り始めたら「せっかく中国まで来て、準備万端のつもりで良いホテルに泊まったのになんじゃこりゃ。」という怒りの走りで3時間21分45秒の自己新。さすがにゴールではヘトヘトで倒れ込むほどの疲れでした。
というわけで、今回はマラソンそのものよりもスタートするまでが本当に激闘だった北京マラソンなのです。
2013.10.11
マンゴー農園を襲った洪水
先月末からの東部一帯での豪雨により、一部のマンゴー農園が被災。
先週よりナムドクマイ・マンゴーのメイン産地であるチャチュンサオ県、サケーオ県の生産者グループと頻繁に連絡を取っていましたが、ようやく被害の程度が判明。
日本向けを予定、収穫を控えていた農園でも洪水になっており、3割近くの収穫減になった農園も出ました。
マンゴー出荷シーズンが始まろうとする直前のこの事態にショックを受けておりますが、家族同然でやってきた産地だけに「できることから」というわけでスタッフが作業の支援に入っております。
現在は水は引く方向、ということですが、今日になって水を止めていたプラチンブリの堤防決壊というニュースも入っており、まだまだ心配な状況です。
前回、一昨年のバンコクにまで及んだ大洪水ではマンゴー産地は無事ながら、輸送インフラの寸断により出荷ができないという事態、今回は産地そのものに洪水が及んだ、ということでなかなか計算が成り立たない自然相手の仕事、ということを改めて感じています。
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