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タイフルーツブログ

2021.09.01

大地の子

カブールからの日本人退避のニュースを観て、山崎豊子「大地の子」を思い出しました。

 

満蒙開拓団で政府に送り込まれた日本各地からの農民が満洲で兵隊として応召、終戦近くソ連がなだれ込んでくるという段になって、関東軍は新京から朝鮮に防衛線を南下(逃げた)、無防備にさらされた農民と家族たちは殺されたり逃げまどい、後の中国残留孤児やシベリア抑留もここから生まれます。

 

今回はまだ邦人や現地協力者がカブールに居る段階でいち早く大使館員が退避。全くひどい話です。これで憲法の制約で活動できなかったとはおかしな話。ただの責任放棄ではないですか。 残された者がどのような辛酸をなめるかは「大地の子」に描かれています。

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8/31(火) 21:03 日テレNEWS24

 

約500人にのぼる日本大使館のアフガニスタン人職員らを置き去りにしたまま、自衛隊が撤収することとなった日本政府の退避オペレーション。各国の中で、なぜ日本だけが「独り負け」とも言える状況に追い込まれたのか、出遅れの背景を探る。

 

■8月17日 大使館員が退避日本人職員12人だけUAEへ

 

 混乱の中、日本政府はイギリスに協力を依頼、イギリス軍の軍用機に大使館職員12人が乗り込み、アラブ首長国連邦(=UAE)のドバイへと退避した。しかし、この退避劇の裏で日本大使館や国際協力機構(=JICA)で働いていたアフガニスタン人職員とその家族約500人は、国内に取り残されていたのだった。

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