タイフルーツブログ
2008.12.08
人々はどこへ
バンコクに戻って早速ウロウロしていますが、やっぱり不況が急激に押し寄せている感じですねぇ。
もちろん今は最も華やかなクリスマスシーズンでショッピングセンターの集客も多いので活気があるように見えますが、ここ数年の好況時からみればやっぱり夜の人出が少ないなぁ。クリスマス商戦は流通では年の売上の3割をも稼ぎ出すと言われる勝負所。それがこれではサブプライムショックにダメ押しをしたスワンナプームショックの痛手は大きいということでしょうねぇ。
まず夜9時過ぎの車の量が明らかに少ないし、人通りも少ない。
それでは、と行ってみたMBK。ここのフードコートは定期的に行っている僕のいわば景気定点観測地点。まさかガラ空きということはないよね、と行ってみたら・・・ああ良かった、ここはやっぱり満席で皆ワイワイガヤガヤ昼飯を食べていた・・・しかしクイッティアオ屋に聞いたらやっぱり夕方以降がガタ落ちで全然ダメということでした・・・昨日就任した新首相の景気対策に期待ですね。
2008.11.16
バンパコン川に陽は落ちて
今日は朝からサケオ~チャチェンサオ方面マンゴー畑まわり。今週の日本向け出荷に使ういつもの畑の視察と、ついでに初めて行く畑を何ヶ所か。
一人ドライブは慣れているとはいえ、大雑把なタイ人とのケータイでのやり取りだけで初めての畑にたどり着くのは至難の技です。ナビがあるわけでなし。
そんなわけであちこち回ってバンパコンの川べりで一息ついた頃には夕暮れ時でした。そこでちょっとぼんやりして川は流れてどこどこいくの
なんてブツブツ言ってたら、あっという間に真っ暗に。いかん、早く帰ってカラマーゾフの続きを読まなければ、というわけでバンコクへの路を急ぎました。


2008.11.13
ロイ・クラトン
今日は気に入っているガーデン・レストランのスワン・ティップでロイ・クラトン。
いつもは適当に近所の公園の池などで済ませてきたロイ・クラトンですが、今年は久々にチャオプラヤに流してきました。
パクレットの先の方というロケーションのせいで、日本人には馴染みのないこのレストラン、広大な敷地にタイ建築の母屋と離れが点在していて本当に雰囲気の良い店です。なかなか優雅なロイ・クラトンを満喫できました。
2008.05.31
ライチの季節
5月はライチの季節、と言ってもジャカパット・ライチ(王ライチ)と呼ばれる粒の大きいライチが出始めるとそろそろ季節も終わりです。このジャカパット・ライチ、ピンポン玉くらいの大きさでジューシーで甘いので、市場で
「ちょっと一粒味見!」
なんてもらうとつい、もう一粒、もう一粒となりがちでしまいに
「おいおい買わないのか?いい加減にしろ!!」
となります。
2008.02.06
ドラゴンフルーツ・ジュース
タイ産のフルーツを使って簡単に作れるメニューの中でも
「これは美味い!!」
と是非お奨めしたいのがドラゴンフルーツ・ジュース(スムージー)。
作り方は
・ドラゴンフルーツ 1/2個 (生鮮でも冷凍でもOK)
・氷1グラス分
・ガムシロップ(適量)
・食塩(少量)
これをミキサーに入れるだけ。
飲んでみると、しっかりドラゴンフルーツの味がしてさわやかに美味いです。
ポイントはドラゴンフルーツの果実部分を皮から剥ぐ際に綺麗に取り過ぎないで、皮の部分が若干付いたままぐらいでミキサーに入れること。画像のように紫色のスムージーになります。
本当は日本がもっと暑い時期に紹介したかったメニューですが、以前ブログで取り上げたドラゴンフルーツ・ファーム で早くも今年の収穫が始まり、果実をもらったので作ってみました。
2007.12.04
マンゴー出荷作業レポ③
さて今日はいよいよマンゴーの出荷です。
工場では日本の農水省から派遣されている技官とタイ農業省係官の検査が行われ、無事植物検疫証明を取得、また残留農薬も検出されず、お墨付きを得ました。
通関業者によりマンゴーはスワナプム空港に運ばれ、今晩22:30の成田行きフライトに積み込まれるのを待つばかりとなっています。
一番神経を使っていた果実の熟度の問題ですが、今日の段階でいい感じに黄色になってきており、お客様に届く2~3日の猶予を考えると、ほぼベストといえる仕上がりに持ってこれたようです。
あとは日本側での到着後の検品と選別作業です。最高のものをお届けするべく最後まで気が抜けません。
2007.12.03
マンゴー出荷作業レポ②
今朝6時にバンコクの工場に搬入されたマンゴーは1割強をここで落とすための選果を実施、残りを蒸熱処理の機械へ入れます。この蒸熱処理、日本への病害虫の侵入を防ぐためのものでマンゴーを約4時間以上45℃近い蒸気で熱し、果実に付着している可能性のあるミバエ等の卵を殺します。
1時間近く乾かした後、さらに5%近くを選果で落とします。この時点でマンゴーは形・サイズの良い、外皮の美しいものしか残っていないはずですが、これが生鮮果実の難しさで常に追熟して成長し続けているため、ここから熟度がさらに増すに従って悪くなるものも出てきます。したがって日本到着後の最終検品が重要になります。
明日は検査後、工場を搬出、スワナプム空港のカーゴターミナルへの搬入です。今から約1日、工場に留め置かれたマンゴーたちは計算通りならば、明日には黄色い果実に変わっているはずなのですが。
2007.12.02
マンゴー出荷作業レポ①
今週日本向けに出荷するマンゴーの状態を確認しにチェチェンサオの集荷場へ行って来ました。
今日は今朝畑から着いたばかりのマンゴーをA品・B品に選果し、さらにA品の中から日本向けのものを厳選する作業です。実はこの選果、これから明日以降さらに3回のステップがあるのですが、今日はまず現時点での状態で日本向けに適格なもの(サイズ・形・外皮の美しさ)を選ぶ作業です。
マンゴーの難しさは追熟型果実であるということに尽きます。収穫してからお客様に届くまで、いや届いてからも生き物として成長(老化)し続けるため、一番美味しい熟度の状態で召し上がっていただくために細心の注意と工夫が必要なのです。適度に熟れていてこそ、糖度17度~20度の特別に甘味の強いマンゴーをお届けできるのです。
ことにこの季節、日本では10度を切るとなると、日本に着いてからの追熟は非常に遅く、タイ側でなるべく仕上げて(熟度を上げてから)出荷することが求められます。ただし熟度も上げすぎると逆にお客様に届く段階で過熟、ということにもなりかねない。タイミングが命の非常に神経質な作業です。
さて今日のマンゴーの状態を見たところ、タイはここ2、3日気温が下がり過ぎていて、このままでは出荷日までに熟度が充分に回らないと判断しました。果物の追熟には必須のエチレンによる熱作用を使い(果実の呼吸を増やし成長を促進する)、工場に搬送する明朝まで熟度を加速させることと決断しました。
明朝にはバンコクの工場に搬送され、さらなる選果と蒸熱処理が行われます。
2007.10.30
花のしずく・・・マンゴーシーズンの始まりに
もう11月になるというのに、南部やイサーンで洪水・冠水被害が報じられ、バンコクも局地的に豪雨にみまわれる日々です。これが終わると一気に涼しくなり3ヶ月ほどの乾季に突入、風が乾いてタイは最高のシーズンになります。
チェチェンサオのマンゴー農園では、一部の早い農園で果実の収穫が始まりました。
このタイ・マンゴーで最も甘味が強く、芳醇な味を持つナムドクマイという品種、日本語で「花のしずく」というそのネーミングのとおり、まさしく花びらからしずくが落ちる、その瞬間のような美しい形状を持っています。僕などはそのシェイプが愛おしく、またわずか一週間後にはシワシワになっていってしまうことが切ない、切な過ぎるという思いで果実をナデナデしています。ま、そのあとすぐに食べてしまうんですが。
・・・自分で書いていてマンゴー狂人だな、という気がしてきました。
2007.08.25
マンゴスチン畑とラノーン温泉
タイ南部ナコンシータマラートとスラタニ周辺のマンゴスチン畑をまわりました。
タイ人が希少な「100年のマンゴスチンの木」から獲れる果実を話題にし、高価で取引されたことがあるように、マンゴスチンの木は樹齢30年以上の20~30メートルの高い木も多く、ドリアンと同じように高温で雨の多く排水の良い土地に育ちます。
このマンゴスチン、甘味と酸味のバランスが絶妙で日本人好みの味だと思いますが、タイからの輸入解禁になってまだ3年で一般普及はまだまだこれからといったところですね。
さて、ちょっと寄って行くというには実は結構遠かったのですが、スラタニから3時間あまりのラノーンの温泉に行ってきました。
タイにも温泉地は数ヶ所ありますが、このラノーン温泉が一番有名です。泊まったホテルでは38℃で温泉慣れした日本人にはぬるめの温泉プールでしたが、タイ生活で温泉に浸かることはなかなか無いのですっかりリラックスできました。