タイフルーツブログ
2009.11.13
ラチャダー・ペッヤーン
たて続けに友人やお客さんが見え、なぜかラチャダー近辺に宿泊される方が多いもんですから自然と行動範囲もその辺になってます。
今や大型SCやマンションが立ち並ぶメイン通りではあるものの、一歩裏に入れば庶民的な細かい路地ばかりで美味い麺の屋台も多く、場所柄出勤前のちょっと派手な女性たちもフラフラしてたりしているこの辺の雰囲気はなかなか好きです。
今日はシンガポールからの友人たちと旧交を温めつつ、今後の面白い話も色々と。友人の友人が加わったりして福建語ばかりでだんだん僕一人のために英語を使ってくれなくなる、そんな中、合間を見て美味い店の個人的再確認作業。
スティサンとの交差点にあるナートーンはペッヤーンで有名な古い店。これだけタレが美味くて肉厚のダックを出してくれればホントにご飯が進みますね。
2009.07.02
サケオの友人
マンゴーの大産地・サケオ県の友人を訪問。
歴史的に美味しいマンゴーを育てるノウハウが蓄積したチャチュンサオ県の生産者が、10年ほど前から新たにマンゴー生産を開始したサケオ県。今ではチャチュンサオと並んで最高のナムドクマイ・マンゴーを収穫する土地になりました。
この地域の大農園をコントロールする彼は、収穫の終わった今の時期、暇なタイミングと思いきや、来期の準備・剪定に忙しく立ち回っており、マンゴー農園に休みなし、と思い知らされます。
山の方まで続く広大なマンゴー畑、まさしくその中に家を建て寝泊りする彼こそ本物のプロフェッショナル。テレビの演出など全く必要ない味が証明するプロフェッショナルです。
そんなプロフェッショナルな彼も酔うと豹変、エンドレスで飲み続け周囲の者もつぶれるまでつき合わされるという困った人でもあります。この広大な農園管理の膨大な労力とストレスを考えると理解できなくも無い(笑)。実はタイフェスティバル東京にもマンゴー名人たちと一緒に来日し、渋谷の街で泥酔して路上倒れこみなどで僕を困らせてくれた一人でもあります。
来年も日本に来る気満々なのが恐いところですが。

2009.06.24
ドラゴンフルーツ農園で
毎年収穫が始まる時期には訪問しているS君のドラゴンフルーツ農園。
今年の異常に寒かった乾季の影響で、彼のところも他のフルーツ同様収穫が1ヶ月遅れて始まったということで、ようやく先週収穫が始まったばかりでした。
「調子どうなのー?」
なんて言いながら管理事務所でキョロキョロすると、また色々と表彰や認証状が増えてますねー。S君の農園は何といっても国際スタンダードに則った栽培の工程管理・農薬管理を行っていて評価が高い。こちらも使って安心、タイのドラゴンフルーツ農園では随一のクォリティーだと思います。
一時は鳥害に悩まされていましたが、悩んだ末に画期的な対策で被害を軽減したそうです。彼がやったのは鳥を追い払ったり殺したりするのではなく、鳥の好む餌をあえて一部のドラゴンフルーツにつけること。すると鳥たちはその木に集中して集まり他のフルーツへの害がほとんど無くなったそうです。
日本で生鮮果実としてのドラゴンフルーツのタイからの輸入は認められていないため、僕の方も加工用として限られた量を扱っているに過ぎませんが、このユニークな外見のフルーツ、いつか大きな仕事にならないかな、S君の頑張りに応えるためにも。
2009.06.20
国境の町で
フルーツ産地めぐりの合間に少し足を伸ばしてカンボジアとの国境、アランヤプラテートへ。メーサイやジョホールなどもそうですが、国境の町は一見のんびりした中に、人・物が行き交う慌ただしさとわくわく感があり好きですね。
ここのロンクルア市場はバンコクのチャトゥチャック市場の巨大なバックヤードといった感じで、雑貨・古着中心にすごい数の店が軒を並べます。チャトゥチャック市場で販売されるものはここでロット売りされているものも多いのです。
「アランヤに行けば掘り出し物ヴィンテージがある!」といわれ、一時は日本人の古着バイヤーも目立ったこの市場、5年ぶりぐらいに来てみたんですが日本人はすっかり影を潜め、バンコク向けのコピー商品の山が積まれておりました。
特に買うモノも無く2時間ほど歩きまわっていたら、真っ赤に日焼け。ここで浴びる太陽は強烈に暑すぎます。
2009.05.20
マンゴー名人との旅
タイ・マンゴー業界の第一人者であるマノップ氏。
マンゴーといえば昔からタイで一番有名な地元チャチェンサオ県の産地のみならず、タイ国内の各県を回り技術指導、講演で良質なマンゴーの普及に努める「マンゴーの神様」的存在です。
品種改良を重ね輸出向けに最適な美しい外皮と飛び抜けた甘味を誇るナム・ドク・マイを育ててきたマノップ氏によりここ10年ほどのタイ・マンゴーの輸出量が大幅に伸びてきた事を考えるとタイ・マンゴーの歴史を変えた存在といっていいでしょう。
フェスティバルが終了した翌日のこの日、すっかりリラックス・ムードの僕でしたが、マノップ氏の関心は早くも日本国内のマンゴー事情へ。観光もいいが、まずはマンゴーを見に行こうというわけで早速行動開始。
国内産のアップルマンゴーの市場での流通を視察、次にスーパーでの販売状況も見学。そして関東で唯一マンゴーの試験栽培を始めた埼玉県の園芸研究所を訪問しました。
温暖化によりトロピカル・フルーツの大規模栽培が可能になるという50年後を見据えたこのプロジェクトはまだまだ取り掛かったばかりですが、順調なスタートを切ったようです。葉色も良く育つ木を見てマンゴー名人も満足そうな表情でした。
しかし朴訥で飄々とした表情ながら、どこにいても常にマンゴーのことを考えているマノップ氏をみているとやっぱり「本物は違うんだな」と実感。
2009.05.10
タイフェス東京
いよいよ来週 5/16(土)、17(日)は恒例のタイフェスティバル東京、今年も代々木公園で開催されます。
しかし毎年あっという間にこの時期になりますな。
今年もこのような幕を張って「フルーツ市場」と銘打ってやりますので、ぜひタイフルーツを召し上がって下さい。目玉としては通常お目にかかれないナムドクマイ・マンゴーの3Lサイズを特価販売する予定で、大量にご用意しました。好評、ドリアンのカット売りも職人2人を揃えてガンガンいきます。
また、今回は弊社ブースとは別にマンゴー産地のチャチュンサオ県からマンゴー名人が軍団を率いて初来日、こちらのブースもお手伝いすることになりました。「マンゴー名人直売」というブースをみかけましたら、ぜひお立ち寄りください。
さてと、すでに準備で結構疲れたりしておりますが・・・タイ人スタッフたちも楽しみにしてますし、がんばっていきますか。
2009.04.01
マンゴー、切ってみる
時々「マンゴーは美味しいけど食べづらい」なんて声も聞きますので、タイで一般的な切り方を自分でやってみました。この食べ方が一番無駄なく美味しく食べられると思います。
マンゴーを手に取り、片面の外皮を薄くカット
扁平な種に沿って外皮を切り取った片面を3枚おろしのように縦にカット
片面を横にカット
片面をカットした状態
カットした片面を皿に取り出した後の状態
種まわりの果肉を切り出す
召し上がれ
2009.03.18
パンティップ
ドリアン職人のエットに電話したら「パンティップでコピーDVDを売っている。」という。何でそんなことを・・・と聞くまでもなく、今年の状況じゃ仕方ないかと思い至ります。
今年はドリアンのラヨーン・チャンタブリ産の出始めが非常に遅く、冬場ずっと出回っていたのは高くて味の薄い他産地のものです。ドリアン好きの僕でもやはり次第に買わなくなったほどですからねぇ。
というわけで街のドリアン屋台には厳しい季節が続いたわけで、エットのように脱落してとりあえず実入りのいい仕事でしのいだ者も多いでしょう。
タイの秋葉といわれるこのパンティップ・プラザという場所、歩いているとコピーDVD屋がわんさか寄ってきていかがわしいところですが、古いCDのコピー版などもあって助かったりもします。基本的にメジャーなアーティストの新譜ぐらいしか入手できないのがバンコクのミュージックストアですから。クリムゾンのRED、ビーチ・ボーイズのPET SOUNDS、ジョニ・ミッチェルのHEJIRAなど、パンティップのおかげで入手できた名盤も多いのです。
2009.03.01
道端シーフード
カセサート大学内の農業省に行ったついでに寄ったプラチャチューン通り道端のシーフード食堂、ジェイ・カイ。この辺では昔から知られた安くて美味い店で、夕方になると歩道上のテーブル席は毎日満席状態です。
まず評判のクン・パオ(川エビ)を注文。鮮度の良いデッカイ海老が出てきて大喜び。プリプリの身と海老ミソが最高に美味い!
そしてトムヤムクンは手加減無しの激辛。これは一緒に行ったタイ人には大好評でしたが僕には辛すぎ。でもこの辛さを加減してもらうとバランスが崩れて酸味が強すぎるものになっちゃうパターンが多いんだよなぁ。ここは顔を真っ赤にして気合で食べましたが・・・
まだ皆が味わってる脇でひぇ-ひぇー言いながら、速攻で並びの甘いもの屋台に避難するのでした。
2009.01.30
地方の市場でカノム
地方の市場を歩くのが好きで、寄った先では必ず市場をウロウロして帰ってくるわけですが、お土産は甘いものが多い。
この日はチョンブリ周辺の市場でカノム・ジャーク。
カオラームと並んでこの辺の名物となっているこのカノムは、もち米とココナッツの実をニッパ椰子の葉で包んで炊き上げたもの。大して甘くない「ハズレ」を買わされたことも結構ありますが、市場の小さい店ながらブランド化しているので、有名店のがやはり美味いようです。
竹を割ったり、葉っぱを剥いたりタイのカノムは食べるプロセスがまた楽しいですね。