タイフルーツブログ
2017.10.26
プミポン前国王・国葬
今日はプミポン前国王の5日間の国葬の「火葬の儀」の日。
数十万人も集まると言われるサナーム・ルアン(王宮前)の他に、たまたまウチの近所のブアクワン寺が各県で数ヵ所の献花所として指定されたため、早朝から行ってきました。
しかし、既にすごい人が集まって行列になっており、献花にたどり着くまでなんと6時間。午後には暑くなり、汗だくで何とか献花を終えてきました。「単に献花所なのでそんなに混まないだろう」というのが甘過ぎました。
並んでいたタイ人の皆さんも自撮りやSNSをやりながら、ボランティアによる水の補給、交代でのトイレで何とかしのいでいました。
大変だったですが、王宮前に行ったタイ人の友人は2日前から並んでいるので、想像を超えていますね。
火葬の儀は今も続いていますが、テレビでは非常に荘厳で規律正しく行われている王宮前での葬儀の様子が、中継されています。秋篠宮殿下ご夫妻が棺にお別れを告げる様子も映し出されていました。
タイ全土が改めて悲しみの涙を流しています。
2017.08.21
ハノイ挽歌
20年ほど前に辺見庸さんの「ハノイ挽歌」を読み、行ったこともないのにノスタルジックな思いに駆られて、旅に来たハノイ。
当時住んでいたシンガポールの窮屈さから見れば静かで暗くて、しかしどこか懐かしいこの街は、まさしく同書で形容されている表現そのものでした。
「ぼくたちの同時代からあきれるほど取り残され、それ故疎んじられ、忘れかけているその風景に、ぼくはこよなく愛おしいものを感じるのです」
20年ぶりのハノイ。
ホテル・トンニャット(統一)は、今は「ソフィテルレジェンドメトロポールハノイホテル」という仰々しい名前に変わり、高層ホテルやマンションが建ち並び、フォー1杯が8万ドン(4ドル)というぐらいに物価ももちろん上がったけれども、それでもシンガポールはもちろん、今やバンコクでも感じるようになった「無味無臭無表情の機能と効率」が支配している、というようには感じません。
ホーチミンが何度行っても総中流化した前時代版バンコクという感じしかしないのに比べて、このハノイには僕の胸にグッと来る、ある種独特の感覚がまだ残っています。それは非効率的で非生産的なものが、しかし活き活きと残っているという確かな感触かもしれません。
夜のホアンキエム湖の畔は今も恋人たちの憩いの場ですし、相当観光客専門になったとはいえシクロもまだ走っていますし、それにあのレーニン公園の共産主義的サーカスもまだ残っています。
「ただ意味もなく移ろう僕たちの時代から、プツリと切り離された絵があり、それがこの世で最後の永遠を宿しているように思えるからです」
20数年前に辺見庸さんがそう形容した、ハノイ。
「ハノイにまた来たい」という思いを強くしました。
2017.01.18
プミポン国王追悼・王宮参り
友人のマンゴー輸出業者が「サナームルアン(王宮前広場)のブースが確保できた」とのことで無料配布のお手伝い。これ、王宮にお参りに来る皆さんに水や食料を配布する業者のブースのことなんですが、無料提供とはいえ皆さんプミポン国王をお慕いする心も篤く、各社競っているため、なかなかブースの確保ができていなかったのです。
今回マンゴー業者らしくカオニヤオ・マムアンを大量に用意して提供しました。
せっかく来たので、僕も内部に入り参拝したかったのですが、この日も7時間待ちということで時間がなく断念。同行したウチの者が夜10時近くにようやく棺が安置されている建物に入れたということでした。
新しい国王も即位され、タイも違う時代になっていくのかな、と感慨深いです。ただ「プミポン国王のタイ」と我々がそこで過ごした時間はいつまでも特別な懐かしさをもって記憶されていくことだけは間違いないと思います。
2016.10.14
ขอกราบส่งเสด็จสู่สวรรคาลัย
2016.05.28
九份茶房
台湾の業界関係者に同行し、台南のアップルマンゴー畑の見学。
アップルマンゴーといえば、ナムドクマイと比べて「甘味より風味」という印象でしたが、糖度20度に達するものもあるということで、現場で選んで試食させてもらったものはさすがに甘くて美味しかったです。
ただ、今年は大不作で相場が倍近いとか。タイと似た状況です。
さて、台南から台北に戻って少し時間が空いたので九份に直行し、丘の上の九份茶房で一服。
3月ぐらいからタイフェス準備等で突っ走ってきましたが、ようやく一段落です。
尊敬する先輩と茶を飲みながら来し方行く末を語らう至福のひと時。次に向けて良いリフレッシュになりました。
2016.05.07
フルーツ最盛期
フルーツ最盛期であちこち走り回り段取り中。
灼熱の中、渾身の生ドリアン出荷作業。
一足先に先週船で送った冷凍加工のドリアン果実は、まだ高雄に寄港中で横浜に着いていない。。。
マンゴー、ナムドクマイは先週からほぼチェンマイに産地が移りながらも、サケオの最後の甘い果実を何とか確保。来週タイフェス向けに出荷できそうということでホッと一息。
2016.05.01
KING POWER !
友人が来たのでシーロムで食事の後、パッポンをぶらぶら。入り口付近のサッカーユニの店からさっそく「オカザキ アルヨ!」と威勢のいい声がかかりました。
うーん、呼び込みも日本人と見るや、ちょっと前は「ホンダ アルヨ」「カガワ アルヨ」、昔なら「ナカタ アルヨ」だったんだけどなー。さすが機を見るに敏、トレンドフォローで商売する連中なのであります。
タイ人(KING POWER社CEO)がオーナーということで、タイ人も熱く見守るレスターシティの快進撃も残り3戦、歴史的な奇跡の優勝まであと1勝とはいえ、明日マンU相手に今の勢いのまま決めてしまいたい。
岡崎がんばれ、KING POWERだ!
2016.04.26
ドリアン積み込み
先週は44℃の日もあったという、最近の外に出るのも嫌になるような暑さですが、今日は冷凍加工したドリアンのコンテナ積み込みということで工場へ。
ここ5年ほどドリアンの市況は高騰する一方ですが、今年は特に干ばつの不作で高い。もう納入予定が決まっているので、高い原料を泣く泣く仕入れて加工し、何とかスケジュールにギリギリ間に合わせて明後日の船に載せることになったのです。
ここにも中国の爆買いの影響。畑では「中国の仕入業者は何でも高値で買ってくれるのに、あんたは良いやつだけ選ぶから。。。」なんて、嫌味を農家から言われて何とか完熟の良いところを確保してきたドリアン。仕入競合で爆買いされるとたまったもんじゃないですよ。
ともあれ、やっとコンテナまで積み込めてホッと一息。GW明けには無事横浜に着いておくれ。
2016.01.10
CENTRAL EMBASSY
年末年始はどこも行かずに家で事務作業に没頭していたので、まともな外食は今年初めて、というわけでわざわざ都心部までCENTRAL EMBASSYに来ました。
まだX'MAS & NEW YEARのデコレーションも派手で賑やかですが、店内は土曜の夕方にしては閑散としていて・・・。CENTRALの関係者に年末会った際に、「外食を中心に消費の落ち込みがひどくて大変だ」なんて嘆いてましたが、中でも高級ブランドしか入ってないこのCENTRAL EMBASSYは、集客が厳しいようです。
僕にとってはこういう美術館的な静かなスペースは望ましい、と言っても僕が行くのはブランドショップではなくて地階のTHAI VILLAGE的なフードコート、EATHAIですが。
今日はソムタム・ポラマイ、これが美味しくて。フードコートだと思うとものすごい割高ですが、CENTRAL EMBASSYでお食事って考えると安く思えてしまうんだな、これが。
2014.04.04
タイ大使館にて
タイフェス説明会。
東京では、もう第15回ともなれば、おなじみの面々が集まっておりました。ここ数年は大使館が建設中で九段に仮移転していたため、説明会もあちこちの会場で行われていましたが、今日はようやく新装なった大使館内での説明会。
窓から綺麗なお庭も見えてなかなかであります。
ここ数年、震災での中止、靖国神社での開催など色んなことのあったタイフェス東京ですが、ウチも毎回連続出店でタイフェスと共に成長してきたような感じがします。今年も仲間と共に盛り上がれるイベントにしたいですね。
新装なった大使館ですが、隣接する由緒ある大使公邸はしっかり保存、引き続き使用されております。満州国のラストエンペラー、愛新覚羅溥儀の弟・溥傑氏夫妻も一時滞在していたという洋館は相変わらず美しく、いつまでもタイ王国に使用してもらえたらいいですね。